生花(池坊)
今回のいけばなは「生花 三種生け」になります。
花材で大きな葉を生花の決まりで使わなくてはならず、戸惑いました。
生ける位置と葉の長さは生花の決まり事があるので、検討はつきましたが私はこの葉を正直使いたく無かったです。
真等で使っている柳の枝が、動きが有り好きだったので、柳の枝で仕上げたかったです…
しかし、今回のお題は「二種生け」では無く「三種生け」だったので大きな葉を使わなくてはならず…
いけばなの形が決まらなかったので先生に見て頂きました。
先生は大きな葉の位置を少し変えました。
すると、見違えるいけばなになりました。
いやー、いけばなは中々大変ですがその分続ける価値が有りますね。
今回の水仙が残念な事に下を向いていました。
家で生け替える時には、水仙は使わず撫子にしました。
仏花用の花瓶に「オアシス」を入れて使うと仏花が決まります。
仏花とはお寺の本堂や仏壇に供えるお花のことです。
仏花を花瓶に生ける時に、先ず花材で中心になる花材を選びます。
この花材の長さは仏壇とマッチする長さに切ります。
仏壇の花瓶に花材を生ける時に、アレンジメントフラワーを作る時に使う水を吸う緑色のスボンジ「オアシス」を花瓶の口に入れると便利です。
この時に、花材で「オアシス」に刺す切り口を斜めに切ると刺しやすいです。
「オアシス」は剣山の役割をするのです!
花瓶に水を入れ、花瓶の口の大きさに入る大きさに「オアシス」をカットします。
「オアシス」に花材を刺します(生けます)
下記の写真が「オアシス」になります。
下記の仏花は「オアシス」を使っております。
「オアシス」を使わなかった場合は下記の写真の様に仕上がりません。
新天皇が即位する毎に送って来た歴史ある立花(池坊)
この写真は昨年札幌にある丸井今井デパートで行われた「 池坊展 」の時に撮影したものです。
松が見事で自然ですね〜
まるで、日本庭園にある松の木の様です。
堂々として風格のあるいけばな(立花)です!
この作品は私の作品では有りません。
私は未だ立花は習っておりません。
立花が1番最初にいけばなとして確立されました。
いけばなの起源は京都に有る「 六角堂 」から始まりました。
「 六角堂 」は元々はお寺で、「 六角堂 」の住職が本堂にお花を供えたいと思い試行錯誤して、いけばな(立花)が出来たと聞いております。
ですから、池坊の家系は元々はお坊さんなのです!
現在のいけばなは、池坊から枝分かれして色々な流派があります。
「 平成 」から「 令和 」に変わった時もこのいけばなが皇室に献上されたのでしょうか。
池坊自由花
このいけばなは、池坊「 自由花 」になります。
「 自由花 」は生花や立花の様な池坊の決まり事はありません。
剣山の何処に刺しても構いませんし、花材(花や木や枝や草等)の長さや形の決まり事はありません。
池坊のいけばなで、華やかに仕上がるのも「 自由花 」です。
「 自由花 」は1番最初に習いました。
いけばなの先生曰く「 池坊のいけばなの中で1番難しいのが自由花です、生花や立花には決まり事があります。決まり事を覚えてしまったら生花や立花は生けれます。しかし、自由花は自分の才能が全てです!ですから自由花は難しい 」とおっしゃいます。
私の生けた「 お正月のいけばな 」は自由花になります。
自由花は華やかに仕上がります。
今年のお正月のいけばなで花材は松と梅の木と菊と葉牡丹です。
昨年のお正月のいけばなで花材は松と菊と千両と柳です。
お正月用『いけばな』
私はお花(池坊)を習って1年半になります。
いけばな教室では毎年最後にお正月用のいけばなを生けます。
今回の花材は松と梅の木と菊と葉牡丹でした。
梅の木はまだ蕾も無い芽の状態でした‥
私の家はマンションなので、いけばなを飾る玄関には窓が有りません。
梅の花を咲かせる為に日中は玄関の照明をつけ、玄関の温度も梅の花の開花温度をGoogleで検索して温度を保ち、人工的に梅の花を開花させました。
昨年の12月21日にいけばな教室で生け、元日に梅の花が満開になりました。
梅の花は咲くか不安だったので咲いて良かったです。
そして今年最初のいけばな教室が1月4日にあった為、お正月用のいけばなを現在主人の会社に飾って貰っております。
私の住んでいる所が札幌の為、主人の会社に置いて、いけばなが凍らないか心配でした‥
1月6日今日から主人の会社も始まりました!
今朝、いけばなが凍っていると主人からLINEが有りました‥
LINEから送られてきたいけばなの写真を見ると、花や木は大丈夫だと私は思いました。
ただ、梅の花が萎んでしまっているので心配です。
この写真が現在のいけばなの写真です。
梅の花を比較した写真を見て頂きますと梅の花が萎んでしまった事が分かると思います。
残念です。
最後迄読んでくださりありがとうございました。